日本には、産休・育休制度がありますが、保育士においては、結婚や妊娠・出産を機に退職するケースも珍しくありません。厚生労働省がおこなった調査では、全体の2割以上の保育士が、妊娠・出産を機に退職しています(※2023年3月調査時点)。
結婚も含め、保育士にとっては、とくに育休制度を取得しにくい状況であり、復帰するのではなく、退職する道を選んでいるといえるでしょう。
では、なぜ保育士は産休や育休制度を取得しにくいのでしょうか。考えられる原因や、育休をとる方法を紹介します。
育休を取得しにくい背景には、保育士不足の問題や、「他の保育士に迷惑がかかる」という内面的な理由などが考えられます。
育休がとれない原因には、保育士不足があげられます。最低限の保育士しかいない園の場合、代わりに入ってもらえる保育士がいないからです。
1日~2日など、短期間であれば主任保育士が代わりに部屋に入ったりし、なんとかカバーできますが、長期間となると「応急処置」のような対応では対処しきれません。現場で働く保育士は、身をもって人手不足を感じているため、なかなか言い出せず「育休をとりにくい」と感じてしまいやすいのです。
「担任制」という体制も、育休を取得しづらくしている要因といえます。
自分が育休に入ることで、他の保育士への引継ぎや、保護者への連絡も必要になってきます。また、少なからずクラスの子どもたちにも影響があります。クラスの子どもたちが、代わりの保育士に慣れるまでの間、クラスの雰囲気が落ち着かなくなる可能性も考えられるでしょう。
その結果、「他の職員に迷惑がかかる」「自分の行事まで担当させることになってしまうと思うと、申し訳ない」と、育休ではなく退職を決意する保育士もいます。
産休や育休は、本来保育士であっても取得できる制度です。育休を前向きに送り出してもらうために、保育園への早めの報告や、職員同士のコミュニケーションを大切にしていきましょう。
日頃から職員同士のコミュニケーションを密にとっていきましょう。職員同士のコミュニケーションがうまくいっていると、動きづらいときにフォローしてもらえたり、業務を代わってもらえたりと、さまざまなシーンで助けてもらえるでしょう。
また、育休の相談をした際も、気持ちよく送り出してもらえる可能性が高まります。「なんとかなるよ」「心配いらないよ」といった声をもらえるだけでも、気持ちが楽になるものです。復帰もしやすくなるかもしれません。
妊娠の報告は、できるだけ早めに報告することが重要です。
妊娠判定がでた直後に報告する必要はありませんが、業務の引継ぎやクラスの今後の体制など、話し合わなければならないことが複数あるため、先延ばしにしすぎるのは、得策とはいえません。自分の代わりになる保育士を、急遽採用しなければならないケースも起こり得ます。
早めに報告すると、保育園側も早く対応できるため、産休・育休を取得する旨もあわせて、しっかり伝えておきましょう。
産休・育休の取得が難しい場合には、転職を視野に入れるのも、ひとつの方法です。
園長の考え方も、人それぞれであり、育休に理解のある園長もいれば、理解に乏しい園長もいます。「前例がないから」という理由で、妊娠したら退職するのが風潮になっている園も少なからず存在します。
「育休後も復帰して働きたい」と考えている方は、育休取得率や復帰率が高い保育園へ転職すると、自分の希望に合った働き方ができるでしょう。
産休・育休制度は保育士も利用できる制度です。「言いにくい」「迷惑がかかる」と思うかもしれませんが、日頃から職員同士でコミュニケーションをとっており、良好な関係が築けていると、きっと快く送り出してもらえます。
園長や主任の理解が得られない場合には、育休制度の取得率が高い保育園への転職も考えてみましょう。育休制度の取得率が高い園であれば、復帰後の時短勤務などにも対応してもらえる可能性があり、長く勤められるかもしれません。
2023年1月18日時点で「保育士バンク(https://www.hoikushibank.com/)」にて「埼玉県×認可保育園×20~25万円×正社員×残業なし」で検索して表示された保育園グループの内、採用に関する専用のサイトを持つ保育園グループの中から、埼玉県内の保育施設が多いものから3つをピックアップ。「働きやすさ」についてそれぞれの特色をまとめました。

14施設(戸田公園、武蔵浦和、川越レイクタウン、西川口など)

17施設(大宮、針ヶ谷、日進、北浦和、戸塚安行など)

19施設(浦和常盤、浦和美園、宮原、越谷、草加、八潮などなど)
【選定条件】
2023年1月18日時点で「保育士バンク(https://www.hoikushibank.com/)」にて「埼玉県×認可保育園×20~25万円×正社員×残業なし」で検索して表示された保育園グループの内、採用に関する専用のサイトを持つ保育園グループの中から、埼玉県内の保育施設が多いものから3つをピックアップ。
・『多様性』を重視し、1人ひとりに合った施設を提案
フロンティアキッズ(さつき保育園、つぐみ保育園など)
⇒上記条件の中で唯一、資格手当・役職手当などキャリア手当を明確にしており、なおかつ保育施設ごとに独自の教育理念・環境を提供している。
・『スキルアップ』を重視し、年60回の研修を実施
WITH GROUP/彩保育会(うぃず保育園)
⇒上記条件の中で唯一、研修制度の年間回数などの詳細を明確にしている。
・『システム化』を重視し、AI導入による業務改善を提唱
・アルタナーサリー(アルタキッズ)
⇒上記条件の中で唯一、AI導入による業務改善を提唱している。